魚突き
7月から魚突きを始めた。
そして、やめようと思う。
僕が魚突きを始めたきっかけを作ってくれた男が、25日、行方不明になったのだ。
今も尚、見つかっていない。高確率で亡くなっているんじゃないだろうか。
彼はYouTuberで、魚突きをマイナーなスポーツでなく、立派なスポーツとして認知させるべく活動していたのだが、全く逆のような形になった。
魚突きは危ない、と認知されてしまった。
彼はYouTuberで魚突きチャンネル登録数第3位だった。(前に紹介した、くーねるさんは1位)
魚突きしていて、彼を知らない人間は少ないだろう。
魚突きは、確かに危ない。
水中で絡まったり、抜け出せなくなると死
ブラックアウトで死
岩礁に打ち付けられると死
鮫に襲われて死
他の危険生物に出会っても死
船に轢かれて死
深く潜りすぎると脳出血で死
死の要素が多すぎる。
彼は、軽装にこだわっていた。
まさに、Tシャツ1枚で登山するような。
魚突きは気軽に出来るんだよ、と言うメッセージだ。
彼を真似して他の人が亡くなるならば、彼は悲しんだだろう。
彼は、身を以て魚突きを危険なスポーツと知らしめてくれたのだ。影響力を考えると、その点では間違いなく貢献したに違いない。
もうあの動画を観れないと思うと、悲しい。
こんなに気の毒な事はない。