年上の部下
ついに、、、
よくあるやつだよね。
でも俺は初めて。
50歳の中途入社のオッサンが入ってきた。顔は宮川一郎太似。
もともと証券の営業をやってたので、やはり対顧客は凄い。流石ベテランって感じ。そして、人としても凄く良い人。
ただ、こっちは営業だけではどうにもならん。商品や事務の知識がとにかく必要。ひとつ間違えるだけで大変。
預金、融資、保険、国債…
商品を提案〜申込〜契約〜処理するだけで一苦労。ましてやオッサンだし、覚えるのも大変だよね。
覚えれなくて、とにかく落ち込むオッサン。全然いいんだけどね。
気にしなくていいですよ、と声掛けてもガックリ…
まぁ確かに、客の前で若い子が「分かりません」って言うより、オッサンが「分かりません」って言う方が恥じらいはある。
金融って新卒が9割で中途は珍しい。
だから皆んな電話してくる。
「オッサンどう?」って。
事務作業を覚えるのが本当苦労しているみたいで「こんな作業いります?」ってよく聞いてくる。オッサンに完全同意なんだけども、仕方ないよね…
よく事務がもたついて注意を受けてる。この調子じゃ辞めてしまうくらい。。
まず、忘れてはいけないのが、明らかに人手が足りていない事。猫の手をも借りたく、人を募集した事。辞められたらこっちが被害を被る事。
皆んな、分かっていない。完全に主導権はオッサンが握っている。
オッサンは住宅ローンも完済して、子供も就職済。金に困ってない。いつでも辞めれると思う。
オッサンは入社して1ヶ月。会社としては少なくともオッサンに数十万投資している。
俺は、全力で甘やかすぞ。