う〜ん。
今の支店の営業係は3人で、中堅に位置するのが僕だ。
大人しめのリーダーと、雑な部下(僕と後輩)。
今期は支店の成績も右肩上がりだったので、ノルマも少ない。
なので、時間を作って喫茶店に入り浸ってる。
ふと後輩から
「暇な時間何してるんすか?」
と聞かれたので
「喫茶店に行ってるよ」
と答えた。
当然
「今度行かせて下さいよ。」
と来る。
暇な時間に一緒に行く事となった。
後輩は喋る。とにかく喋る。10月に車を購入するらしく、事細かく説明された。
正直、地獄である。
喫茶店で時間を潰すのが、僕にとって至福の時間。
週刊誌も充実し、あまり話し掛けてこない店主(一応客)、小汚いが落ち着く店内、どこを取っても最高の場所なのだ。家の感覚に近い。
意外と1人が好きなのだ。
そんな僕の空間を、易々と土足で入り込む後輩。
2度と一緒に行くまいと考えていた。
それからはと言うものの、後輩が
「今日行きます?」
と来るので
「今日は厳しいな〜」
と嘘を付き、1人で行っていた。
だが、時間の問題で
「やっぱり!来ると思ってましたよ〜!」
と待ち構えていた事がある。
これが本当に辛い。
素直で可愛い後輩だが、人との距離がかなり近いのだ。絶妙にうざい。
営業エリアで喫茶店は複数ある。でも、この喫茶店は僕にとって唯一無二の存在。
これから、どうするかな。