素性を明かした所で
大学時代に買った原付は、まだ現役。
真由が使ってる。徒歩圏内の職場だけど、徒歩でもなく車でもなく原付で行ってくれてる。
有難い。
直す所があったので、当時買ったところへ。
小さなモータース。
ボロい。
よく潰れないなここ。ってのに当てはまるやつ。
老夫婦とその息子が営業している。
それでも、初めて原付を買ったところだし、色々悩んだり相談乗ってもらったり、結構思い出深い。アットホームで良い人達だ。
修理は3日ほど掛かるみたいなので、連絡先を伝えた。
婆「あんたどこで働いてるの?プーか?」
結構しつこく聞いてきたので勤務先を教えることに。
案の定…
婆「あんたそこで働いてるのか!」
こういう小さなモータース屋は、うちの取引先である事が多い。通帳持ってるだけの場合もあるけど。
でも、こうなると厄介だ。
どんどん話してくる。
婆「あんたの所でたくさん貯金してるんだからさ!もう少し利息つけて!」
プライベートっていうか、本来こっちが客なんだけど、御構い無し。
息子「お母さん。」
息子が止めてもギャンギャンに話し掛けてくる。そして、この息子は次男のよう。
婆「長男は一流企業に勤めてるけど、次男はこう。本当にみっともない。」
次男「…」
めちゃくちゃ気まずいし帰りたい。
思い出のある場所や人が、実は。みたいなのが最近多い。
実は。じゃなくてその時は子供だから気付かないだけだと思うけど。
今回学んだ事は、職場がバレると面倒。良い事は何もない。